解説
情報資産に対するアクセスコントロールの問題です。
売掛金管理システムの機密性、完全性、可用性を選択肢の内容と照
らし合わせて見てみましょう。
ア 売掛金の金額訂正は、入力担当者の訂正入力で済むようにする。
完全性に関係する記述です。
売掛金の金額訂正を入力担当者の訂正入力だけで済ますとなると
完全性を損なうおそれがあります。
管理者(責任者)の承認がない訂正できないようにするべきです。
イ 売掛金の金額訂正や入金予定日の変更は、管理者による承認が
必要となるようにする。
正しい記述です。
情報システムの完全性を確保するために、入力方法や管理方法につ
いて、明確な規定を設け、それを遵守することが大切です。
売掛金管理システムの重要データを変更する場合は、管理者による
承認を必須とすることが望ましいでしょう。
ウ 金額の訂正を伴わない入金予定日の変更は、入力担当者の権限
で行えるようにする。
完全性に関係する記述です。
売掛金管理システムにおいて、金額の訂正を伴わなければ、入力担
当者の一存で変更できるのかどうかを考えれば、不適切な記述であ
ることがわかります。
入金予定日は、資金繰りに影響を及ぼす重要事項ですので、管理者
による承認が必要でしょう。
エ 訂正内容については、機密情報保護の観点から管理者でなけれ
ば照会できないようにする。
機密性に関係する記述です。
売掛金管理システムの公開レベルを考える必要があります。
確かに売掛金管理システムは、社外秘の重要データですが、訂正内
容を管理者だけしか照会できないと、社内業務に支障をきたすこと
になるでしょう。
入力担当者は照会可などの必要最低限のアクセス権の設定を行い、
照会状況などの監視を行うべきでしょう。